目を閉じれば
真っ暗な闇が見えてくる
また目を閉じれば
今度はまっさらな世界が見えてくる
ずっと目を閉じていたら
新たな自分が見えてくる

子供のころは明日がすごく遠く感じた
大人になると昨日がロケットみたいに飛んでいく
たぶん待ってるものが違うんだ

明日を待つのが怖くなる
だから休みが早くなる
楽しい時間が加速する
それはきっと
心のなかも加速するからなんだと思う
「追う」か「追われる」かの違いだとモウ

胸が痛いよ
どうにもならない時間を秘めて
自分以外の人の気持ちを
ちぎれそうな想いを秘めて
つながれたいと願ってしまう
狂おしいほど愛しいのに
引き裂くような時を重ねる

愛は鎖
ちぎるためにも
つなぐためにも
その重さを支え合う

指を結んで
肩を組んで

だけどそれは
きっとだれのためでもないんだろう
唯一理由が必要のない
唯一理由を持ち寄らない
一人ひとりが自分のために
自分をつなぎとめとくために

人は自分のなかに光を抱えてる

きっと誰もが言うようなもんじゃない
それは闇じゃない

光だ

その光を守ろう
その光をもっと輝かせよう
その光を抱きつづけていよう

そうやって努力してがんばって
もがきながら生きてるんだ
だけど環境や境遇がそうさせるんだ

もがきながら苦しんで
悪あがきをしてる
僕は僕でありたい
だから

だれも心のなかに暗闇なんて持ってない
潜んでもない
あるのは光だ
闇は光の影なんだ

愛されたい
愛されたいよ

失うこと
忘れること
ひとりでいることに
いつしかもう慣れてしまった

愛されている
それはもうずっと前のこと
愛されていた
だけど忘れることもできないんだ

愛されることで傷つくこと
愛することで傷つけてしまうこと
愛して愛されてしまうことで
その痛みにも気づけずにいること

愛することで痛みを忘れてしまうこと
愛されることで淋しさを見失ってしまうこと

それってふたりぼっちと呼べるのかな
ひとりじゃないから気づけないままでいていいことなんてあるのかな

愛するたびに見失って
愛されるたびに孤独になってく

だけど愛されたいよ
もうちぎれてしまうくらいに愛されたいよ

忘れることができないから
きっとだれもが抱える孤独だから
なにもかもを見失って
信じることを忘れてしまっても
なににも気づけなくなってしまったとしても
淋しさや悲しみに言葉をなくしてしまっても

愛するたび不安が募って
自分の気持ちに負けてしまいそうになる

愛されるたび不安が消えて
だれかが抱える淋しさを忘れてしまいそうになる

僕が愛したすべての人の笑顔の分だけ傷つけてきたと思う
まただれかを愛するたびにそれは色褪せていった
同じことを繰り返しながら
どんな小さな言葉も涙も気づけないまま忘れてしまう
だけどもう一度すべてをやりなおせても
また同じことを繰り返してしまうだろう
いつしかもう愛することにも愛されることにも慣れてしまった 

愛されたいよ
愛したいよ

「おかえり」
かえってくる
またかえってくるよ
小さな明かりがそこに灯される限り

なにげない言葉
みんなだれもがあたり前のように使う言葉
また同じようなぬくもりがかえってくる

さびしいのかな
眠れないな
もう眠ったはずの部屋
明かりが一つ取り残されて
同じだけ淋しい思いをしていたのかな

眠れない日がきたときのために
ため息の数だけ明かりが灯る
くたびれた足音の数だけ
明るくしてくれたような気がするんだ

だれもそこにはいなくても
いつでも帰ってゆけるように
いつ眠れなくなってもいいように
長い夜が待ちくたびれていたように

消し忘れでもなく
「おかえり」なんて声もなく
ただ明かりをつけて待っててくれる
「愛してる」なんて言葉も必要ないように

なにも見えないわけじゃないけど
なにかに気づかせてくれるわけでもない
目を閉じてた暗闇をほんの少し明るく見せてくれるんだ
光なんてものではなくて
ぬくもりなのかもしれなくて

言葉とは違うこの不安や淋しさに
なにが返ってくるだろう
なにを返してくれるだろう
そしてこだまのない優しさやぬくもりに
なにを返せばいいんだろう

おかえりの声は言ってくれない
だれも褒めてくれやしない
なにかを言えば自分の声がかえってくる

それは小さな明かりのようなぬくもりだったり
だれかの信じたいと思った言葉だったりした
想い出色した眠れぬ夜の小さな部屋では

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