Love Life

みずのいろ。

 ただ川が流れてく。
 せせらぎ。
 草花。
 時に穏やかに、そして時には激しく。
 揺れて、揺れて、揺れながら。


 水のように生きていきたい。
 道ができれば、そのすべてを流れていき、道なければそれを作る。
 細くても、太くても。


 そしてやがては空へ消え、いつか大地に雨を降らす。
 それは時に悪魔と呼ばれ、ある季節にはそれ以外の何ものでもなく、ただの水。
 しかし、またある場所では恵みと呼ばれ、多くの人を笑顔にし、救い、微笑みを取り戻す。


 人間は、ひと雫。


 きっと美しいだけじゃない。
 かといって辛いだけのことでもない。
 平等でもなければ、不平等でもない。


 悪いことのあとには、必ずいいことがやってくるとも限らない。
 悪いことが続くことだってある。
 でも、いいこともあった。
 日々のなかで色褪せてしまいがちな、忘れかけてた笑顔。


 水の色は、水だけの色じゃない。
 そんなことはわかってても、本当は知らないことがあまりに多すぎて、ついつい自分の知ってることだけでいろんなことを知ったつもりになってしまう。


 僕って雫は今、どれだけの雫を映せてるんだろう。

閉鎖のお知らせ

 近々ここは閉鎖となります。

 今まで長いあいだ本当にありがとうございました。

 そして近々、また新たなお知らせがあると思われますので、またよろしく。

 やっぱり先に言っとくわ。

 今後は“takuyamt.net”でよろしくお願いいたします。

 完成したら、すぐさますべてをそっちに移行いたします。

 よろ乳毛。

  • 2007年7月28日 00:05
  • 松田拓弥
  • Others

赤く腫れるケツ

いつもできてることばかり何度も何度も見つめなおしては
まだまだと自分の尻をたたいてる

だけどホントはそこに満足しきった自分もいる
探してるのは今のベッドで使える新しい枕
ちょっと見た目や色が違うだけで
今だってぐっすり眠れてる

求めてるのはもっと上
だけど探してるのは同じ目線
踏みしめてるのはもっと下

抱く夢さえ両手で届く範囲だけで
自分ができるものの枠のなかしか
その翼を広げられない

だけどそんな自分を嫌いにもなれない
夢や希望がなにより大事と雲をつかもうとするもう一方の手で
金や女のはっきりと跡を残す足取りを追いかける

どっちがホントに大事かなんて全然決められないし
そんなの考えることすらバカバカしくも思えてきた
上や下がないのなら
右も左もどうでもいい

たとえそんな自分を突き動かすのが
今は虚しさだったとしても
たたいたケツは腫れあがる
そんなふうに自分は変わる
変わって少しまた少し
変わり続けて進んでいく

虚しささえもかき消して

  • 2007年7月 5日 00:55
  • 松田拓弥
  • Poetry

夢でも金でも何でもない

何かが欠けてる
それでいていつも何かに満たされている
毎日まいにち同じことを繰り返しているようで
きっと何かが欠けてて何かが満ちてる
そんななかに生きている

たまった仕事を机の上からドロップキックするように
がむしゃらにただやっつけていく
書類の山にデータの川に
珈琲はロープだ
煙草はタオルだ
捺印するのは俺の靴だ

ぶっ壊せ!ぶっ壊せ!ぶっ壊せ!
ただ浮かんで揺れてるだけの
不満だらけの腐った自分を
凝り固まった日々のしこりを
そして欠けた満月を

白々しいよ今さらそんなの
誰もがみんな金が欲しくて
生きてく以上に、必要以上に働いて
それでももっと働いて
年末ジャンボをせっせと買う

フォローなんて何もない
何が欠けて何が満ちていってるんだろ
満ちた分だけ欠けていくのか
欠けた分が満ちているのか
だからそれがなんなのか

満ちても欠けても生きていく

  • 2007年6月30日 00:57
  • 松田拓弥
  • Poetry

矢印

「これは自分に向かないな」

そう思ったときこそ、自分がそこから向きを変えたときなんだ。

自分に向いてないんじゃない。
自分がそっちを向いてないんだ。


やめてしまうのは簡単だ。
「諦めた」とか「破れた」とか「失った」とか言い方なんて
あとからどうとでもなってしまう。

やめんなよ。
やめちゃうなよ。

次、なんかやりたいこと見つかってからだって遅くないだろ?
それまではもう少し続けてみなよ。


でも、こんなこじつけや理由が必要なら、そんなの別になくてもいい。
ただ自分が続けられるものがなにか欲しいだけなんだから。

すがったり固執したり、しがみつけるものが欲しい。
それがなければ自分自身のいる理由すら見失ってしまいそうだ。


自分に向いてるものへの理由を探すために、そっちを向かないようにしてる。
向かないほうへ、向かないほうへ。

自分にはなにもできないと自分自身が納得するまで。
そうすればきっと、すべてが楽になるだろうって期待しながら。
そしてそれに気づいたとき、落胆できるほどの自分もいない。
それが自分だと納得できるまでになっているから。


でも、そんなことない。
いつも自分が向いたほうで、なにかを見つけているはずだから。
ここじゃなにも見つからないってことも見つけてるさ。

  • 2007年6月19日 01:20
  • 松田拓弥
  • Poetry

打ちっぱなし

いつも未来
なのに過去

はなせないよ、そんなこと

いつも明日を夢見てた
今日よりきっと素敵な日だって

今がこんなにも素晴らしいから
昨日なんて忘れるほどに

だけど違うんだ

誰にもわからない明日のはずが
自分だけが知ってる昨日のすべてと比べてしまう

もう昨日はわかってる
それをまた明日に持ち込んでしまうんだ

だからいつも今がないんだ
今あるものがすべてなんて口では言っておきながら
今はいつも二の次で
昨日と明日を行ったり来たりしてるだけ

だけどいいのさ
そやってまた似たような明日を迎えられるんだから

なにも変わってなくていい
同じニュースを見たっていい
むせ返るような息も詰まる今に押しつぶされてしまうぐらいなら
想い出や夢のなかでちょっと息抜きしたいから

同じ今は二度とやってこないんだから
それを忘れてしまうほど
明日と昨日を比べながら
そのはざ間で揺れてられる

ビルの谷間を吹き抜ける風は
なんだか少しまわりよりも涼しいから

  • 2007年6月14日 00:29
  • 松田拓弥
  • Poetry

「愛してる」

「愛してる」
想いばかりが募ってく

あなたの顔を見るたびに
何度も何度も伝えようとした

苦しかった
切なかった

あなたに逢うたび
想いだけが空回りしてるようで

言葉だけが出てこなかった
気持ちはもう止められなかった

どんどん好きになっていく
あなたが見えないときでも想いは募っていくんだね

そして告げようとした日
あなたが先に別れを告げた

本当に愛してるからこそ伝えちゃいけない想いもあって
本当に好きだからそばを離れてずっと見守ってるからね

そんな難しいことわからない
本当に好きだから
そばにいたい

だけど黙ってうなずいた
それがあなたの望みなら
泣かないから

  • 2007年6月12日 00:32
  • 松田拓弥
  • Poetry

春夏秋冬

君とのことは季節ごとに刻まれて
何年前でも昨日のように蘇る

時での区切りは消えてしまった
いつからだろう
そんなことも意味がなくて
思いだすたび君がいる

春夏秋冬
いつの季節も短くて長い1年
また次の1年も同じように時はめぐる
季節はずっと変わらなかった

そして君が季節のなかから消えた日に
また季節が新たな時を刻みはじめた

  • 2007年6月 9日 04:19
  • 松田拓弥
  • Poetry

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